あんたがたどこさはボールを使って1人で遊べるゲームです。基本1人で遊ぶゲームとなりますが、2人や3人で友達と一緒に遊ぶこともできます。
あんたがたどこさは「あんたがたどこさ♪」と歌を歌いながらボールや手まりをつく遊びです。正式な題名は肥後手まり唄と言います。
他の遊びと違ってひとりでも遊べるのが特徴で、遊べば遊ぶほど毬つきが上達します。
小学生に上がりたてかその前後くらいの子供向きの遊びとなります。
ボールがつけるところならどこでも構いませんが室内だと物を壊してしまうかもしれないので基本的には外で遊びましょう。
今回はこの、あんたがたどこさの遊び方や楽しく遊ぶためのコツや、ひらがなと漢字の歌詞を2番まで紹介しますのでぜひ参考にしてください。
あんたがたどこさの遊び方
1.
サッカーボールやバスケットボールなど弾むものを用意します。手まり、ゴムまりなどでも構いません。
ポイント
ボールのサイズは、昔、手まりを使っていた遊びなのでソフトボールより大きく、バスケットボールなどのボールより小さいサイズの物がおすすめです。
2.
「あんたがたどこさ♪」の歌を歌い、リズムに合わせてボールを地面につきます。
3.
歌詞の「さ」の部分で、ボールを足の下にくぐらせます。
ポイント
足の下をくぐらせるときは、左右どちらの足でも構いません。また外側からでも内側からでもOKです。
4.
歌詞の最後に「ちょいとかくす」とあるので、その部分でボールをまたの下からくぐらせて背中側でキャッチして終わりです。
楽しく遊ぶためのコツ
基本的な遊び方は「あんたがたどこさの遊び方」の1~4ですが、少しアレンジしてより楽しめるようにしましょう。
歩きながら遊ぶ
その場で止まって遊ぶ「あんたがたどこさ」ですが、歩きながらできたらすごいです。
難易度は上がりますが、ぜひ歩きながら遊んでみて下さい。
動さの部分を変える
足の下をくぐらせるのではなく違う動作をしてみましょう。
例えば、
- 一回転する
- 拍手を1度する
- ジャンプする
などを取り入れると難易度が上がって楽しめます。
また下記で紹介する数人で遊ぶでも「さ」の部分を変えて遊べます。
数人で遊ぶ
ひとりではなく、2人や3人で遊ぶとワイワイできて楽しいです。
例えば、
- 集まった人数で一緒にボールをつく
- 「さ」の部分で別の人にパスをする
- 「さ」の部分で別の人にバウンドさせながらパスをする
など複数人で遊ぶと盛り上がります。
また誰が一番続けられるか競い合ってもいいですね。
では次に、あんたがたどこさの歌詞について紹介します。
1番は歌えるけど、2番は知らないという人も多いのではないでしょうか。
今回は1番と2番の歌詞を、ひらがなと漢字でそれぞれ紹介します。
歌詞
あんたがたどこさ
ひごさ
ひごどこさ
くまもとさ
くまもとどこさ
せんばさ
せんばやまには タヌキがおってさ
それをりょうしが てっぽうでうってさ
にてさ やいてさ くってさ
それをこのはで ちょいとかぶせ
漢字バージョン
あんた方何処さ
肥後さ
肥後何処さ
熊本さ
熊本何処さ
船場さ
船場山には 狸がおってさ
それを猟師が 鉄砲で撃ってさ
煮てさ 焼いてさ 食ってさ
それを木の葉で ちょいと隠せ(かぶせ)
2番
あんたがたどこさ
ひごさ
ひごどこさ
くまもとさ
くまもとどこさ
せんばさ
せんば川には
えびさがおってさ
それを りょうしが
あみさでとってさ
にてさ やいてさ くってさ
うまさでさっさ
2番の漢字バージョン
あんた方何処さ
肥後さ
肥後何処さ
熊本さ
熊本何処さ
船場さ
船場川には
蝦さがおってさ
それを漁師が
網さで獲ってさ
煮てさ 焼いてさ 食ってさ
美味さでさっさ
漢字で書かれてあればなんとなく言わんとしてることが伝わらなくもないですが、いったいこの歌詞にはどのような意味があるのでしょうか。
次にこちらの歌詞が作られた時代や意味についてみてみましょう。
歌詞の意味・肥後の場所とは?
昔の童歌は、徳川埋蔵金や別の文章が隠されているなどの暗号もあると未だに研究がされています。
そんな中、「あんたがたどこさ」は歌詞に熊本が出てきますが、関東地方の童歌とする資料が残されています。
さらに歌詞は熊本弁ではなく関東方言になっているため歌で熊本のこと、熊本市船場地区を舞台として触れているだけとも言われています。
しかし、船場の部分は埼玉県川越市の仙波山のことを指していたり、狸は「徳川家康」のことを指しているかもしれないという噂もあります。
歌詞をそのまま解釈するならば、熊本の船場、もしくは埼玉県の仙波付近の子供たちがどこから来たのか訪ねている様子を表しています。
まとめ
今回は、あんたがたどこさのルールや遊び方を紹介しました。
他にもお手玉やリズムに合わせてジャンプする遊び方もありますね。
私が小さい頃、友達がよく公園や家の前で遊んでいたのを覚えています。男の子というより遊んでいたのは女の子の方が多かったです。
小学校から帰るとあんたがたどこさでボールをついて遊び、練習し、次の日に学校で友達とどっちが上手が勝負する。
そんな日を繰り返していました。いい思い出です。
しかし、ひとりでも遊べるあんたがたどこさには注意点があります。
ボールをついて遊ぶので室内はおすすめしませんが、外でも場所をきちんと選びましょう。道路に面したところではボールが飛んでいき危険が及ぶので必ず公園や広い敷地で遊ぶようにしてください。
小さい頃に、友達が道路に飛び出して危険な目に遭っているのを何度も見ているので、遊ぶときは本当に気を付けてほしいです。
ぜひ、今回紹介した遊び方と楽しく遊ぶコツを混ぜて遊んでみてくださいね。
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