ババ抜きは、子供から大人まで気軽に楽しめるトランプの王道です。初めてトランプでやったゲームがババ抜きだなんて人も多いのではないでしょうか。
ルールはいたってシンプル、勝敗も運による所が大きいので、実力差の影響が出にくいのが特徴です。人数は4~6人がおすすめですが、3人や7~8人でも楽しく遊べます。
今回は、ババ抜きの基本的なルールから、少し意識するだけで勝てる可能性がグーンと上がるマル秘テクニックまで、あますことなく紹介していきます。
ババ抜きのルール
始めにカードにジョーカーを一枚入れて、人数分すべて配ります。一枚多く配られる人がいても大丈夫です。手札の中で同じ数字のペア(例えば、4と4、KとKなど。マークは気にしなくてかまいません)があれば場に捨てます。
じゃんけんで勝った人から時計回りに左隣の人の手札から一枚引き、同じ数字のペアができたら場に捨てていきます。同じように次の人がその左隣の人の手札から一枚引き、時計回りに繰り返します。
最初に自分のカードがなくなった人が勝ちで、最後にジョーカーを持っている人が負けになります。
それでは、遊び方を順番に見ていきましょう。
1.カードを配り、ペアを場に捨てる
カードにジョーカーを1枚入れて、人数分すべて配ります。手札の中で同じ数字のペアがあれば場に捨てて、ゲームをスタートします。
(小さい子供がいる場合は、ペアを見つけるのが難しいので、手伝ってあげるとスムーズに開始できます。)
2.順番に左隣の人の札を一枚引いていく
最初の人から時計回りに左隣の人の手札から一枚引き、同じペアができたら場に捨てていきます。
ペアにならなければ手札に加えます。
同じように次の人が左隣の人からカードを引きます。
これを繰り返します。
3.自分の手札がなくなったら上がり
最初に自分の手札がなくなった人が勝ちです。上がった人はゲームから抜け、その人をとばしてゲームを進めます。
最後にジョーカーを持っている人が負けになります。
ババ抜きのコツ
さて、このような運任せの要素が強いババ抜きに、必勝法はあるのでしょうか?
必勝法とまでは言いませんが、勝つ可能性がグーンと上がる方法があります。
勝つためのコツ初級編!
自分の前の人が引いてペアにならなかったカードに目を付ける!
自分の前の人が引いてペアにならなかったカードは、前の前の人にもペアになっていないわけですから、自分の中でペアになる可能性が高いです。
そのカードに目を付けておいて、それを引くことに一点集中します。これをするだけで、かなりの可能性でペアを量産できます。
逆に自分のカードは相手に追跡されないように、こまめにシャッフルしましょう。
勝つためのコツ上級編!
裏工作!カードを引くときに自分の手札の枚数が偶数になるように操作する
これは少し難易度が高いのですが、自分がカードを引くときに、自分の手札の数が偶数(2, 4, 6枚…)だと、奇数(1, 3, 5枚…)の時よりも、ペアになる可能性が最後は二倍に跳ね上がります。
残り一枚で、最後にペアをそろえるのは結構、大変なのは経験したことがあると思います。
「えっ、手札の数って偶然じゃないの?」
「操作するって、そんなことできるの?」
と思われるかと思いますが、じつはちょっとしたコツがあるのです。
カード配るときのコツ
ババ抜きをするとき、カードの枚数は53枚(52枚+ジョーカー1枚)ですから、遊ぶ人数によって、手札の数は以下のようになります。
- 4人で遊ぶときは、53枚 ÷ 4人 = 13枚/1人 (余り1枚)
- 5人で遊ぶときは、53枚 ÷ 5人 = 10枚/1人 (余り3枚)
- 6人で遊ぶときは、53枚 ÷ 6人 = 8枚/1人 (余り5枚)
- 7人で遊ぶときは、53枚 ÷ 7人 = 7枚/1人 (余り4枚)
- 8人で遊ぶときは、53枚 ÷ 8人 = 6枚/1人 (余り5枚)
「わたしがカード配るね~」
と献身的な態度を見せ、好印象を与えておいてカードを配る役(ディーラー)に名乗りをあげます。
そして、ここからが大切。
自分が最初にカードを引く人である場合は、自分の最初の手札の数が偶数になるように、他の人がカードを最初に引く場合は、自分の手札の数が奇数になるように配ります。
例えば、
- 4人で遊ぶ時は、自分の次の人から配り始める
- 5人の時は、自分から配り始める
- 6人の時も、自分から配り始める
- 7人の時は、自分の次の人から配り始める
と、これくらい覚えておけばよいでしょう。こうすれば自分のカードは奇数枚になります。
カードを配った後に、最初に引く人を決める場合は、じゃんけんなどの運もあるので、自分の枚数が奇数になるように配っておき、最初にカードを引く人にならないようにします。
例えば、じゃんけんで極力負けるよう努めます。
じゃんけんで負けて、勝負に勝つ作戦!
ここまで紹介した裏工作で、最後のペア成功率2倍アップ状態を簡単に手にすることができます。
ただし、このような裏工作をした時に限って、じゃんけんの結果が裏目にでるものなので注意しましょう。
例えば、子供に勝たせてあげたい時はなどは、逆に子供のカードが奇数になるように配ってあげると、子供の勝率を上げてあげることができるかもしれません。
ババ抜きの豆知識
「ババ抜き」の発祥は、今から約150年前にイギリスで生まれた「オールドメイド」というカードゲームでした。
当時はジョーカーを加えるのではなく、クイーンを1枚抜いて51枚のカードを使って行われていました。
英名の「Old Maid(結婚適齢期を過ぎたメイド)」は、結婚相手が見つからず、独り売れ残ることからそう名付けられていました。
ジョーカーを入れる代わりに、ランダムにカードを1枚抜いてそれを確認せずに行うジジ抜きと言う遊び方もあります。
1枚残るババのカードが最後まで誰にもわからないのでゲーム終盤に盛り上がります。
まとめ
今回は、トランプゲームの中でも有名な遊び、ババ抜きのルールについて紹介しました。
勝つためのコツ初級編はペアにならない相手が引いたカードの流れに着目すること。
そして、勝つためのコツの上級編は手札の数を奇数になるように配って、最初にカードを引かない人になるよう操作するという方法がありました。
「いつも負けてばかりで悔しい」
という場合は、今回の必勝法を参考に遊んでみてくださいね。
ちょっとした裏技も紹介しましたが、何より大切なのはみんなで楽しく遊ぶこと。
ぜひ、今回紹介したルールや裏技を参考にみんなでババ抜きを楽しんでみてくださいね。
コメント