大富豪のルールをわかりやすく!遊び方の基礎からローカルルールまで解説!

大富豪は3人~5人程度でトランプを使って遊べるゲームです。「大貧民」というゲーム名で呼ばれることもありますが、基本的には同じゲームを指します。少しルールが複雑ですが、1度覚えれば、白熱したトランプゲームを楽しむことができます。

大富豪には、さまざまなローカルルールが存在しますが、ここでは当サイト管理人が「基本的なルール」として考えている簡単な遊び方を紹介します。順を追って紹介していきますが、少しルールが複雑なため、「チェック!」の部分で細かいルールを挿入しながら紹介していきます。

また、このゲームは1回ゲームが終わった後に、もう1度ゲームを遊ぶとき、勝った人が有利になるルールが存在し、それが「大富豪」というゲーム名の由来になっています。

まずは、一番最初に覚えておくべき、「カードの強さ」からみていきましょう。それではどうぞ!

タイトル大富豪
カテゴリカードゲーム
使う道具トランプ
利用目的子供向け,大人向け
必要人数3人,4人,5人
難易度★★★★
所要時間30分


はじめに覚えておくこと

大富豪には、カードが持つ強さがあります。

カードの強さ

強さはトランプのマークではなく、数字の数できまります。

強さの順番は3が一番弱く2が一番強くなります。

以下のカードの強さの順番をまず最初に覚えておきましょう。

3 → 4 → 5 → 6 → 7 → 8 → 9 → 10 → J → Q → K → A → 2 → ジョーカー

弱い ⇔ 強い

チェック

ジョーカーは1枚で出すと一番強くなり、他のカードと組み合わせて2枚(もしくは3枚、4枚)にすることができます。たとえば、ハートの10とジョーカーを一緒にだすと、ハートの10を2枚だしたことにできます。

バッチリ覚えましたか?

それでは、さっそく大富豪のルールについて説明します。

基本的な遊び方

1.

まずジョーカー1枚を含むトランプ53枚を遊ぶ人全員に均等に配ります。

2.

配り終わったら、ジャンケンをして、勝った人からカードを出します。

チェック

最初にカードを出す人は、なるべく弱いカードを出したほうが良いですね。

なぜならば、このゲームはカードが最初になくなった人の勝ちとなるので、最後まで弱いカードを持ってると、あがれない可能性が高くなるためです。

チェック

なお、最初に出すカードは、1枚だけではなく、2枚や3枚同時に出すこともできます。その場合は、次以降の人も、最初の人が出したカードと同じ枚数を出さなければいけません。

たとえば、最初の人が「5」のカードを2枚出したら、次の人は「6」以上のカードを2枚セットで出す必要があります。この際、2枚セットで「6」以上であれば問題ないので、「7」を2枚や、「9」を2枚出すことも可能です。

3.

最初の人がカードを出したら、時計回りに場に出されているカードより「強いカード」を出していきます。

チェック

勝負が進んで、手持ちのカードが出せなくなったときは、「パス」をして、カードを出さないことができます。なお、パスの回数には制限はありません。

チェック

手持ちのカードが出せるのに、戦略上「パス」をすることも可能です。たとえば、2枚や3枚をまとめて持っている場合は、相手が1枚しかない場合は、そのまま持っていることで有利になることもあります。

4.

他のプレイヤーが全員パスをして、場に最後にカード出した人の順番が再度まわってきたら、今度はそのプレイヤーが「」となります。新しく「親」になった人は、その場を流して、最初に自分の好きなカードを出すことができます。

5.

1~4を繰り返して、最初に手持ちのカードがなくなった人が「大富豪」になります。

勝敗が決まった後のカード交換

大富豪では、1位が決まったあとも、勝負を続けます。2番目にあがった人、3番目に上がった人を覚えておき、一番ビリの人は「大貧民」になります。

大貧民の人は、大富豪の人に、一番強いカードを渡します。対して、大富豪の人は、大貧民の人に、弱いカードではなく、自分が一番「いらないな。」と思うカードを渡すことができます。

渡すカードの枚数は、遊んでいる人数によって変わってきますので、以下の表を参考にしてくださいね。

3人で遊んでいる場合

1位大富豪いらないカードを1枚、大貧民に渡す
2位平民カード交換なし
3位大貧民一番強いカードを1枚、大富豪に渡す

4人で遊んでいる場合

1位大富豪いらないカードを2枚、大貧民に渡す
2位富豪いらないカードを2枚、貧民に渡す
3位貧民一番強いカードを1枚、富豪に渡す
4位大貧民強いカードを上から2枚、大富豪に渡す

5人で遊んでいる場合

1位大富豪いらないカードを2枚、大貧民に渡す
2位富豪いらないカードを1枚、貧民に渡す
3位平民カード交換なし
4位大貧民一番強いカードを1枚、富豪に渡す
5位大貧民強いカードを上から2枚、大富豪に渡す

6人以上で遊ぶ場合は、上位2名が「大富豪」と「富豪」、下位2名が「大貧民」と「貧民」になり、真ん中の平民が増えます。

ローカルルール

さて、大富豪には、上記で説明したルールのほかに、「革命」など特殊なルールが存在します。

特殊ルールは地域によっては、数多くのルールが存在するために、ここでは「これははずせない!」というルールだけを紹介していきます。

革命(カクメイ)

大富豪ではずせない特殊ルールの一番手はこの「革命」。

革命は、スペード、クローバー、ダイヤ、ハートで、同じ4枚のカードをいっぺんに出したときに発動します。

この革命が起きると、カードの強さがまったく逆転します。

2 → A → K → Q → J → 10 → 9 → 8 → 7 → 6 → 5 → 4 → 3 → ジョーカー

弱い ⇔ 強い

ただし、例外として、ジョーカーだけは一番強いままとなります。

8切り(ハチキリ)

大富豪のルールでは、弱いカードから強いカードを順々に出していく決まりですが、唯一、この「8」を出したときだけ、「8切り(ハチキリ)」として、8を出した人が親になれる決まりがあります。

これにより、大貧民となって、弱いカードしかない場合でも、切り札として8を上手に使い、次の回で大富豪を目指すことが可能になります。

スペ3(スペサン)

もう1つが「スペ3(スペサン)」というルールです。革命が起きていない場合、最弱のカードとなるのが3です。

しかし、スペードの3のみ、ジョーカーが場に1枚で出されたときだけ、それより強いカードとして出すことが可能となるルールです。

なお、ジョーカーに対してだけ強く、それ以外ではやはり最弱です。たとえば、「A」や「2」の後にだすことはできません。

禁止上がり(キンシアガリ)

禁止上がり(キンシアガリ)」は、最後に出してはいけないカードがある決まりです。出していけないカードは最大4パターンです。

  • 2 (革命中の場合は3)
  • ジョーカー
  • スペ3 (スペ3のルールを適用時)
  • 8 (8切りのルールを適用時)

このルールにより、上がるときに手元に残す最後のカードに気をつけなければいけなくなります。たとえば、「8」と「2」しかもっていない場合、禁止上がりのルールを犯してしまうため、その時点でペナルティとして大貧民が確定します。

たとえば、「8」と「A」の2枚を持っている場合は、「8」を出してから「A」であがれば、ルール違反にならず、一番最初にあがれば大富豪となれます。

まとめ

今回は、みんなで遊べるトランプゲーム、「大富豪(大貧民)」のルールについて紹介しました。

6人、7人でも遊ぶことはできますが、カードを複数枚で出すことが難しくなるため、3人~5人くらいがおすすめです。革命が起こる確率も上がりますし。

今回は、基本的なルールについて紹介しましたが、大富豪には多くのローカルルールも存在します。少し変わった遊び方をしたい場合は、このローカルルールをいくつか取り入れて遊んでみてくださいね。

小さい子供も一緒に覚えながら遊ぶ場合は、ローカルルールを取り入れすぎると、複雑すぎて覚えられなくなってしまうので、まずは今回紹介した基本ルールであそんでみましょう。

コメント

  1. ありがとうございます。

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