フルーツバスケットは6人以上いる時に楽しく遊べるゲームです。フルーツの種類でグループ分けをするので人数は多い方がよく、20人ほどいるとみんなでわいわいできます。
フルーツバスケットは、椅子取りゲームの一種で「フルーツバスケット」や「フルーツの名前」の掛け声と共に椅子から立ち、別の椅子へ座って取り合うゲームです。
真ん中にいる鬼が何を言うかで椅子から立つか立たないかが決まるので「ドキドキ」した緊張感と「フゥ~よかった・・・」という安心感を楽しめます。また、最初から最後までみんなで遊べるのが魅力です。
椅子取りゲームは保育園の幼児には少し難しいかもしれませんが、フルーツバスケットは2歳児から5歳児くらいの小さな子供でも楽しく遊ぶことができます。
今回はこの、フルーツバスケットのゲームルールをご紹介します。また幼児でも分かる簡単なルール説明の仕方、アレンジや椅子取りゲームとの違いも見ていきましょう。
フルーツバスケットのルール
今回のルール説明は、幼児でも分かる簡単なルール説明の仕方ですが、2歳児から5歳児の子にはどうしても伝わりにくい部分もあります。
ですのでフルーツバスケットで遊ぶ際は、1から順番に先生がお手本を見せながら説明してあげましょう。
1.
参加する人数よりも1つ減らした数の椅子を用意します。
2.
椅子を内側に向けて円を描くように並べます。
ポイント
立ち上がって走り回るので、椅子を詰めて並べるとぶつかってしまいます。少し空間をとって広く並べるのがポイントです。
3.
鬼をじゃんけんかクジ引きで1人決めます。そして並べた椅子の中央に立ちます。
4.
鬼以外の子は、
- りんご
- バナナ
- ぶどう
など、3~4種類のフルーツにグループ分けをして椅子に座ります。
ポイント
フルーツ1種類につき、3人~5人くらいにしましょう。
この時、フルーツの絵を描いて持っていたり、首にぶら下げたり、胸バッチや被り物を作ると分かりやすくなります。
5.
鬼は、グループ分けをしたフルーツの中から、1つのフルーツの名前を大きな声で言います。
6.
自分のフルールの名前が呼ばれた子は椅子から立ち上がり、空いた椅子に座ります。
ポイント
「バナナ!」と言われたらバナナの子は立ち上がって別の椅子に座り、「りんご!」と言われたらりんごの子は立ち上がって別の椅子に座ります。
この時、自分が座っていた椅子と同じ椅子に座ってはいけません。
7.
鬼は、空いた椅子に座ります。この時、必ず1人椅子に座れなくなるので、その子が次の鬼になります。
8.
鬼が「フルーツバスケット!」と言ったときは、全員が椅子から立ち上がり、空いた椅子に座ります。
9.
1~8を繰り返して遊びます。
ルールをアレンジして楽しく遊ぶコツ
ここからは、フルーツバスケットをもっと楽しく遊ぶためのアレンジルールを紹介します。
フルーツ以外の掛け声にする
基本のルールはフルーツを3種類ほど決めて遊びますが、フルーツ以外の掛け声にするとさらに楽しめます。
フルーツ以外の掛け声の場合は「なんでもバスケット」というゲーム名になります。
どんなルールにすればよいかの例をいくつか見てみましょう。
- 白い靴下の人
- 眼鏡を掛けている人
- 今日、朝にパンを食べてきた人
- 服に赤色が入っている人
などの掛け声にすると盛り上がります。他にも「服を着ている人」など全員を指定する掛け声にするのもゲームを面白くするアイデアの一つです。
3~4歳の子供が多く混じっている場合は「なんでも」ではなくもう少し限定してあげるとさらに遊びやすくなります。
食べ物や動物もおすすめ
例えばフルーツではなく、「おにぎりバスケット」にしておにぎりの具に置き換えたり、「野菜バスケット」で野菜の名前に置き換える遊び方もあります。
「動物バスケット」にして動物の名前だけじゃなく鳴き声も取り入れると盛り上がりますので試してみましょう。
呼ぶフルーツの名前を2種類以上にする
呼ぶフルーツの名前を1種類だけではなく、「りんご!バナナ!」のように2種類以上にすると立ち上がる人数が増えるので「え?自分も?」となって楽しくなります。
これは、グループ分けされた人数が少ないときにフルーツバスケットをもっと楽しく遊ぶための方法なので、ぜひ取り入れてみて下さい。
3回鬼になったら罰ゲーム
幼児だけで遊ぶフルーツバスケットでは最初から最後までみんなで遊べるように罰ゲームは無いほうがいいですが、大人でも遊べるゲームなのでレクリエーションやパーティーなどで遊ぶ時には鬼になった回数で罰ゲームがあると盛り上がります。
例えば、
- 歌を歌う
- ダンスを踊る
- 好きな人の名前を叫ぶ
などの罰ゲームを追加すると、より緊張感が生まれて白熱したゲームを楽しめます。
椅子なしで遊ぶ
フルーツバスケットは椅子取りゲームの一種なので椅子が必要ですが、実は椅子なしでも遊べます。
椅子の代わりになるものがあればいいので、
- 地面に円を描く
- テープで枠を作る
- 座布団を使う
などの方法を使えば椅子が無くても遊べます。野外で遊ぶときに覚えておくと便利です。
椅子取りゲームとの違い
フルーツバスケットは、冒頭で椅子取りゲームの一種とお伝えしましたが、わかりやすく違いをまとめました。
タイトル | 椅子取りゲーム | フルーツバスケット |
遊ぶ人数 | 4~10人ほど | 6~20人ほど |
ゲームの流れ | 毎ゲーム1人ずつ外野に行く | 最初から最後まで全員で遊べる |
音楽 | 使う | 使わない |
鬼と子 | 無し | 有り |
大きな違いは「ゲームの流れ」部分でしょうか。
椅子取りゲームが毎ゲーム1人ずつ抜けていき待たなければいけないゲームなのに対し、フルーツバスケットは最初から最後まで全員で遊べます。
椅子取りゲームは、幼い子供の場合「仲間外れにされている」と考えてしまう可能性があるのです。
他にも、人数や音楽の使用、鬼と子に関しても違いはありますが「子供が楽しく遊べる」という部分を考えるとみんなで楽しく遊びたいときはフルーツバスケットの方がいいですね。
まとめ
今回は、フルーツバスケットのルールを「幼児でも分かる簡単なルール説明の仕方」も補足してご紹介しました。1から順番に説明していけば伝わりますよ。
ここでのポイントは「お手本を見せながら」という点です。
子供は、言葉だけではなかなか伝わりません。ですので必ず目の前で実際にフルーツバスケットをやって見せたり、一緒にやりながら覚えていく必要があります。
ルール自体はとても簡単で子供心をくすぐる内容なので、一度覚えてしまえばきっと子供は自分たちで遊べるようになるでしょう。またアレンジもご紹介しましたのでぜひ遊ぶときには取り入れてみて下さい。きっと盛り上がること間違いなしです。
椅子取りゲームは、勝ち負けがハッキリしていて社会の厳しさを間接的に伝えられるゲームです。しかし、フルーツバスケットは同じ椅子取りゲームでもフルーツの名前を叫んだり、全員を移動させる「フルーツバスケット」を言ったりと、今楽しむためには何を選択するべきか?という考える力、状況把握の力を養えます。
みんなの前で何か言葉を発して自己表現力も付くフルーツバスケットは子供の成長には欠かせない遊びですので、今回ご紹介したルールを参考に遊んでみて下さいね。
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