影鬼は、鬼ごっこのルールのうちのひとつです。正式名称(?)は「影踏み鬼」となります。
日本で古くから伝承されている子供遊戯である「鬼ごっこ」で鬼が子を追いかける時に影を使って遊びます。
子が鬼に影を踏まれたら、その子が鬼になる。というルールは一般的に知られていますが、では実際に遊んでみようとした時に、「影の中に入るのはアリ?」とか、「日向(ひなた)のところのみで遊ぶ遊びなの?」とか、良くわからなくなったり、実はけっこう曖昧だったりしますよね。
そこで今回は、この影鬼の遊び方について、「日向でバージョン」と、「影隠れアリバージョン」の2つのルールを紹介します。
影鬼のルール(日向オンリーバージョン)
1.
じゃんけんをしてだれか1人、鬼を決めます。鬼以外の人はすべて子になります。
2.
鬼は少しまってから鬼役が子の影を踏むために追いかけます。
ポイント
あまり遠くに行ってしまうと、鬼が追いかけるのが大変になるので、待つ時間は3秒、または5秒くらいが良いでしょう。
また、ゲームの特性上、遊ぶ人同士で年齢差があると、鬼の年齢が低い場合に、いつまでたっても捕まえることができなくなってしまいます。
なので、「あそこのブランコまで」など範囲を決めておいて、そのなかで遊ぶと良いですね。そうすることで、多少、一緒に遊ぶ人同士で年齢差があっても、追い詰めることで、鬼が子を捕まえやすくすることができます。
3.
鬼が子を捕まえたら、捕まえられた子が今度は鬼役になる。「捕まえた!」「捕まった!」と。みんなに申告をして仕切り直し、新しい鬼役が数を数えます。(「1」に戻る)
影鬼のルール(影隠れアリバーション)
1.
まず、じゃんけんをして1人、鬼を決めます。鬼以外の人はすべて子になります。
2.
鬼が決まったら子は近くの建物などの影に隠れる。
3.
「いっせーのせ!」で、合図と共に日向に出て、他の建物などの影を探してそこに入ります。影から影へと移る最中に、鬼に影を踏まれたら負け。その人が新たな鬼となります。
ポイント:同じ場所にずっと隠れられないようにする
影に隠れている時に、鬼に狙われるとそのまま膠着(こうちゃく)状態となってしまうことがあります。なので、事前に「同じ影に隠れていられるのは10秒以内」などのルールを決めておくことをおすすめします。
子が、影に隠れている時に数を数えながら隠れると、鬼が誰を次に狙うかの判断材料となり、面白くなりますよ。
まとめ
今回は、影鬼(影踏み鬼)のルールについて、2パターン紹介しました。
一つは、学校の校庭など、広い敷地で建物の影がない場合や、影が大きすぎる場合。この場合は、日向の中だけで遊ぶ条件にして、遊ぶ範囲も最初に決めておくと良いですね。
もう一つは、車通りの少ない、家の近所などで、複数に分かれた影がいっぱいある場合。この場合は、最初に影に入って、影から影へと映る時に、鬼が子を追いかけるようにすると楽しめます。
影鬼を遊ぼうとした時に、どちらの環境が近いかによって、採用するルールを分けると良いですね。
コメント