かごめかごめは5人以上いるときに遊べるゲームです。4人からでも遊べますが、5人以上いたほうが楽しく遊べます。多くても10人くらいがおすすめです。
かごめかごめは、真ん中に鬼が目を隠して座り、その周りを子が手を繋ぎ、童謡の「かごめかごめ」を歌いながらぐるぐる回る遊びです。歌い終わったときに鬼は自分の後ろにいる人を当てます。
外で遊ぶのが基本ですが、人数さえいれば道具などを使わずに室内でも遊べるのが特徴です。また子供の遊びですが大人が混じっても楽しく遊べます。
みんなで声を出して歌うので一緒に盛り上がれますし、鬼も自分の後ろに誰がいるんだろう?とドキドキ感が味わえます。
今回はこの、かごめかごめのゲームルールやさまざまな説のある歌詞の意味も簡単にお話しします。
かごめかごめのルール
1.
中央に入る鬼をじゃんけんなどで1人決めます。他の人は全員「子」になります。
2.
鬼は真ん中に座り、周りが見えないように目を手で覆います。
3.
子は鬼を囲むように円になり、隣の人と手を繋ぎます。
4.
子はみんなで「かごめかごめ」を歌いながら、鬼の周りを時計回りに回ります。
5.
子は歌を歌い終わるのと同時に止まり、回るのをやめます。
6.
鬼は自分の後ろにいる子の名前を言って当てます。
7.
後ろにいる人が当たっていれば鬼を交代し、間違っていたら鬼は変わらずもう一度始めからスタートします。
楽しく遊ぶためのコツ
かごめかごめは人数が多いほど難易度も上がり、鬼は後ろの子を当てられなくなります。ずっと鬼だと嫌になってしまいますので3回当てられなかったらもう一度みんなでじゃんけんをして鬼を交代するルールにしましょう。
かごめかごめの歌詞
籠の中の鳥は
いついつ出やる
夜明けの晩に
鶴と亀が滑った
後ろの正面だあれ
地方によって違う歌詞
- かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に 鶴と亀と滑った 後ろの正面だあれ?
- かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に 鶴と亀が滑った 後ろの正面だあれ?
- かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に 鶴と亀が統べった 後ろの正面だあれ?
- かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に つるつる滑った 鍋の鍋の底抜け 底抜いてたもれ
- かごめかごめ 籠の中の鳥は いつもかつもお鳴きゃぁる(お鳴きやる) 八日の晩に 鶴と亀が滑ったとさ、ひと山 ふた山 み山 越えて ヤイトを すえて やれ 熱つ や(お灸を据えて、やれ熱や)
- 籠目籠目 加護の中の鳥居は いついつ出会う 夜明けの番人 つるっと亀が滑った 後ろの少年だあれ?
- かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出会う 夜明けの晩に 鶴と亀が滑った 後ろの正面だぁれ?
- かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出会う 夜明けの番人 鶴と亀が滑った 後ろの少年だあれ?
地方によって歌詞が違うのですが、最後の「後ろの正面」「後ろの少年」などのフレーズは昔の文献ではなかったそうです。しかし、このフレーズがあることで鬼が子を当てるというゲームとして楽しむ事ができるようになっています。
かごめかごめの歌詞の意味
かごめかごめの意味はさまざまな説があります。中には都市伝説などの怖い説もありますし、徳川埋蔵金の場所を示しているなどの説もあります。
どれが本当の説かは未だにわかっていませんが、歌詞が変化しているとも言われているので、今回はその歌詞についての意味をご紹介します。
「かごめ」
- 竹で編まれた籠の網目。
- 「囲め(かこめ)」が訛ったもので「囲め、囲め」という意味。
- 「屈め(かがめ)」が訛ったもので鬼に対して「屈め、屈め」と言っているという意味。
- 籠目の形のこと。六角形、もしくは六芒星のこと。
- 「籠女」と書いて籠を抱いているような女性、つまり妊婦さんのこと。
「かごのなかのとり」
- 「籠の中の鳥」と書いて「鶏」のこと。
- 「籠の中の鳥居」と書いて竹や森などに囲まれた神社のことを意味している。
- 籠女(妊婦さん)の中にいるもの、つまり胎児のことを意味する。
- 子供のこと
- 牢屋に入っている罪人のこと。
「いついつでやる」
- 「何時、何時、出会う」と書き「何時になったら出会うの?」と聞いている。
- 「何時、何時、出遣る」と書き「何時になったら出て行くの?」と聞いている。
「よあけのばんに」
- 「夜明けの晩」と書き「夜明け=夜の終り、朝の始まり」などの解釈で「真夜中過ぎ」を指す。
- 「夜明けの番人」と書き「コケコッコー!」と鳴く鶏のこと。
- 「夜明けから晩に至るまで」という解釈で「朝から夜遅くまで」という意味。
- 「夜明け」は夜が明けたとき、「晩」は夜のことで矛盾しているので「存在しない時間」を意味している。
- 午前4時前後の時間帯のこと。
「つるとかめがすべった」
- 「鶴と亀が滑る」という意味で縁起の良い象徴の2つが滑る吉兆もしくは凶兆を表す。
- 「鶴と亀が統べた」と書き、鶴および亀に象徴される建物を指している。
- 京都に伝わる童謡の歌詞の「つるつるつっぱいた」部分が変化して「ずるずると引っ張った」という意味。
「うしろのしょうめん だあれ」
- 「後ろの正面」は鬼の真後ろにいる子は誰なのか?という意味。
- 「後ろを向いた時に正面に居る人は誰?」という意味。
- 子供の遊びなので「後ろの少年」と書き、後ろにいる子供は誰?という意味。
まとめ
今回は、かごめかごめのルールや歌詞の意味を紹介しました。
かごめかごめはルールも簡単で歌を覚えれば小さな子供から大人までみんなで一緒になってワイワイ遊べるゲームです。
子は歌を合わせることで一体感が生まれ仲間意識が芽生えますし、鬼は自分の後ろにいる人が誰か当てなければならないので足音や声に耳を傾け、集中力が身につきます。子供の成長には欠かせない遊びですね。
歌詞の意味もさまざまで、今回紹介した内容を見ると怖いものもありますが、あくまで説なので本当なのかどうかは分かりません。大事なのは子供が楽しんで遊ぶ事ができるかどうかです。
注意点があるとすれば、子は鬼の周りをぐるぐる回るので、勢い良く回るとついて来れない人が出たり、周りにいる人たちに迷惑をかけてしまいます。みんなで仲良く楽しめるくらいの少しゆっくり目の速さで回るようにしましょう。
ぜひ、今回お話した基本のルールを覚えて遊んでみてくださいね。
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