かくれんぼは3人以上いるときに遊べるゲームです。全員を見つけるまで次のゲームには進まないため人数は多くても10人くらいがおすすめです。
かくれんぼは鬼ごっこと並んで遊びの基本にもなっている伝統的な子供の遊びです。鬼が目を塞いでいる間に子が隠れ、その後に鬼が隠れた子を見つけるというシンプルなゲームです。隠れているときの緊張感がたまりません。
隠れん坊(かくれんぼう)、隠れ鬼などと呼ばれることもあります。
とても単純なルールで道具も使わないため、いつでも遊ぶ事ができ、隠れる場所があればどこでもできます。また、子供から大人まで友達や家族など歳に関係なく誰でも楽しむ事ができるのが魅力です。
今回はこの、かくれんぼのゲームルールや起源・名前の由来も簡単にお話しします。
かくれんぼのルール
1.
じゃんけんやクジ引きなどで鬼を1人決めます。
2.
鬼は10秒数え、その間に鬼以外の子は隠れる場所を探して隠れます。
3.
鬼は10秒数えたら「もういいかーい?」と大きな声で子に尋ねます。
チェック
この時、鬼はまだ目を塞いだままで周りを見渡してはいけません。
4.
子は、まだ隠れていなければ「まーだだよ!」と言います。
5.
もう一度10秒数えるか、少し時間をおいてから鬼はもう一度「もういいかーい?」と大きな声で子に尋ねます。
6.
子は、隠れていれば「もういいよ!」と答え、ゲームスタートになります。
この時、子は「もういいよ!」と言ってしまうと隠れた場所がバレてしまう可能性があるので、返事をしなくても大丈夫です。返事が無い場合は隠れたことにしてゲームスタートしましょう。
7.
鬼は、隠れている子を探します。
8.
隠れている子を見つけたら指を差して「○○ちゃん(くん)みーつけた!」と言います。
9.
鬼が、全員の子を見つけたらゲームは終わりになり、最初に見つかった子が次の鬼になります。
チェック
もし、鬼が隠れた子を見つけられず降参した場合は、もう一度最初からになり同じ人が鬼をします。
楽しく遊ぶためのコツ
かくれんぼには制限時間が無いため、隠れるのが上手な子はいつまで経っても見つけられません。全員が見つかったら次のゲームに進むのが基本ルールなので制限時間を10分と決めるとみんなで楽しく遊べます。
最初に見つかった人が次の鬼ですが、見つかった人でじゃんけんをして負けた人が鬼になるルールを付け加えてもいいですね。
かくれんぼの起源・歴史
かくれんぼは元々「大人の遊び」だったと言われています。そんな「かくれんぼ」の起源は中国の唐時代に入り組んだ宮廷の中で行われていた「迷蔵(めいぞう)」という大人の娯楽から来ています。
日本には平安時代の初期に伝わり、当初は山に女性が隠れ、恋人が探しに行き男女の愛情を証明する「隠恋慕」という儀式のようなものだったそうです。この時は広大な山を使っていたので遭難した人もいたようですね。
その後、江戸時代になり子供の遊びとして全国にだんだん広まっていきました。
名前の由来
「隠恋慕」の文字が変化して「かく(隠)れんぼ(恋慕)」になったのではないか?と言われています。
もう1つあります。
「かくれんぼ」は、「隠れん坊」と呼ばれますよね。
こちらは「ん」+「坊」の派生で「~する人」という意味なので「隠れる人」もしくは「隠れる子供」から「かくれんぼ」に変化したと言われています。
まとめ
今回は、かくれんぼのルールや起源・名前の由来などを紹介しました。
かくれんぼは見つける楽しさと、いつ見つかるか?というドキドキ感がありますが、隠れ方が上手だと「すごいだろう!」という気持ちとは逆にいつまで経っても見つけてもらえない孤独感も出てきます。
ですので、楽しく遊ぶためのコツでお話した制限時間を決め、適度に鬼を交代して次のゲームをしたほうがみんなで楽しめるのでおすすめです。
そんなかくれんぼには注意点があります。
特に子供が遊ぶ場合ですが、隠れる場所は木の上などの高いところは危険なのでやめておきましょう。車が多い所や人が多い所でかくれんぼをすると周囲の迷惑になります。公園や交通量の少ない場所で遊びましょう。
また、暗くなると見つける難易度が上がりゲームとしては面白くなりますが、不審者などが出てくる可能性もあるので危険です。明るい間に遊びましょう。
ぜひ、今回お話した基本のルールを覚えて遊んでみてくださいね。
コメント