ポコペンは3人以上いる時に楽しく遊べるゲームです。木や壁を目印にし、途中から缶けりに似た遊びに発展するのですが道具を使わないのでいつでもどこでも簡単に遊べるのがポコペンの良いところです。
そのため3人から10人未満くらいの人数が集まるとわいわいできておすすめです。
ポコペンは目印を決め、鬼は隠れた子を見つけて「○○くんポコペン!」と言いながら目印にタッチ。全員見つけて名前を言い切ったら鬼の勝ちというゲームです。
子は見つかっても鬼が「○○くんポコペン!」と言い切る前に目印にタッチしたらゲームは最初からになり、鬼はまた始めから子を探さなければいけません。
如何に鬼の隙をつくか?という心理的な駆け引きもあってスリルを楽しめるので大人も混ざって遊ぶ事ができます。
今回はこの、ポコペンのゲームルールについて基本的なルールやより楽しく遊ぶためのコツなどを紹介します。
ポコペンのルール
1.
じゃんけんなどをして鬼を1人決めます。
2.
木や壁など、目印にする場所を決めます。
3.
鬼は目印に向かい、目をつぶり、子はみんなで「ぽこぺん、ぽこぺん、だーれがつついた、ぽこぺん」と歌って誰か一人が鬼の背中を突っつきます。
4.
鬼は誰が突っついたのか名前を言い、当たればその場で鬼が交代します。
5.
外れたら50秒数えます。その間に子は隠れます。
チェック
数える数はいくつでもいいので50~100秒くらいで決めておきましょう。
6.
数を数え終わったら鬼は隠れている子を探します。
7.
子を見つけたら鬼は走って目印まで戻り、「○○くんポコペン!」と言って目印にタッチします。
8.
見つけられてしまった子は、目印の近くで待ちます。
9.
鬼が目印を離れている間に、まだ見つかっていない子は「ポコペン!」と言って目印をタッチすると鬼は目印に戻って決められた数(先程は50秒)を数えます。
10.
その間に子はまた隠れます。捕まっている子も逃げる事ができるので、ゲームは振り出しに戻り最初からになります。
11.
鬼は隠れている子を全員見つける事ができたら勝ちです。そして最初に見つかった子が次の鬼になります。
楽しく遊ぶコツ
ここからは、ポコペンをより楽しむためのコツをご紹介します。
最初の鬼が決まった後の歌を歌う部分で色々と遊び要素が加えられるのでぜひ試してみてください。
突っつく人数を変える
最初の「ぽこぺん、ぽこぺん、だーれがつついた、ぽこぺん」の時に、通常は1人が突っつきます。
それを2人や3人突っついて最初に突っついた人や最後に突っついた人を当てるルールにすると当てるときの楽しみが増えます。
歌う人と突っつく人を変える
「ぽこぺん、ぽこぺん、だーれがつついた、ぽこぺん」の歌を1人で歌い、歌った本人とは別の子が突っつくと鬼は分からなくなります。
突っついた子を当てる難易度がググっと上がるので楽しくなりますよ。
突っつき方を変える
最初の突っつくときに、普通にちょんちょんっと突っつくのではなく、角度を変えたり、一気に2~3か所突っついたりします。
指ではなく、木の枝などを使ってもいいですね。すると鬼は混乱するので面白くなります。
ポコペンの意味
「ポコペン」は元々中国の言葉でした。
- 取るに足らない
- 話しにならない
- くだらない
- つまらない
- ダメ
という意味です。
昔、日本兵が中国人を「役立たず」と言う意味で使っていた言葉を「ポコペン」と聞いて、「役立たず、頭が足りない」の意味で呼んだのが始まりと言われていますが、実際の所その起源はわかっていません。
これらの意味もあり、現在ではマスコミなどの間で差別用語として言葉の使用を自主規制しているところもあります。
その自主規制の影響と思われるのが「ケロロ軍曹」という漫画。その中で「地球」を「ポコペン」と言っていたのですが、アニメ化した際に「ペンポコ」に変更されました。
今回ご紹介している子供の遊び「ポコペン」の呼び方ですが、経緯は不明で中国に関わるような事象は全くなく、本来の意味とは関係ないと言われています。
ポコペンの地域性について
ポコペンという遊びは全国区ではなく、全く知られていない地域もあると言われています。そして地域によって遊び方やルールも違うとのことです。
例えば、「ぽこぺん、ぽこぺん、だーれがつついた、ぽこぺん」を「ぽこぺん、ぽこぺん、だーれが最初につついた、ぽこぺん」などに言い換えたものが主流のところもあるようですね。
地域別の詳しい情報はわかりませんでしたが、「楽しく遊ぶコツ」で紹介した3つのどれかが定着している地域もあるみたいです。
また、ドラゴンボールのピッコロ大魔王がナメック語のような口調で「ポコペンポコペン ダーレガツツイタ ポコペン」と呪文を唱えながら卵を産むシーンがあります。
ドクタースランプアラレちゃんでもこの歌が使われているシーンがあります。
作者の鳥山明さんが愛知県名古屋市の出身なので、この地域では「ぽこぺん、ぽこぺん、だーれがつついた、ぽこぺん」と歌われていたのが分かりますね。
まとめ
今回は、ポコペンのルールやもともとの意味、地域性などを紹介しました。
見つかっても目印を「ポコペン!」と言ってタッチすることでまた振り出しに戻せるところが缶けりと似てますね。
木や壁を使う所と、最初の鬼を決めた後が違いますが、ほとんど同じルールです。
ポコペンは鬼決めが2回あることで缶けりよりも楽しめるポイントがあるのと、道具を使わなくてもいいところが魅力です。
しかし、「○○くんポコペン!」「ポコペン!」と大声を出すので、近所迷惑にならないように昼間の公園や広いところで遊びましょう。
また、簡単な遊びなので子供だけではなく大人も混ざって遊ぶ事ができます。
休日などに家族で遊んでみるのもおすすめですよ。
ポコペンの意味を紹介しましたが、子供の遊びでは関係ないとのことなので気にしないほうがいいですね。
今回紹介した「楽しく遊ぶコツ」を使うと、きっと2回目の鬼決め部分でクスクス笑いながら遊べると思うのでぜひ、試してみてくださいね。
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